岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野教授。新潟大学医学部卒業。研修医2年目に、50代女性のALSの患者さんを担当し、悲嘆にくれる患者を支えることができなかったことから、強烈な無力感に襲われる。その後、「治らない患者に普通の意味の医学はだめであっても、医療の手が及ばないことはない」という言葉を知り、脳神経内科医の道を真剣に進むことにした。臨床と基礎研究と両方を行う。神経疾患の病態の解明と治療法の開発、高齢期最大の問題である認知症と寝たきりに至る神経変性疾患の予防と治療、豊かな人間性と臨床能力を備えた脳神経内科医を育てることに日々取り組んでいる。