誰しも経験したことがない状況になると、どう意思決定したらいいのかわからなくなる。企業における新規事業の決定、国家のパンデミック対策、あるいは個人の結婚や就職活動などが思い当たる。このような「何が起きるかわからない」、「過去のデータがあまり役に立たない」、「ときに人の命にも係わる」場面で、人はどう意思決定するのが合理的となるのか。未知な状況での意思決定の仕方について、リスクマネジメントの第一人者である大林厚臣さんに語っていただく。
慶應義塾大学ビジネス・スクール教授