近年、「ルッキズム」という言葉の認知が広がるにつれ、大学のミスコンが廃止される動きがあります。外見至上主義からの脱却を目指し、容姿ではなく学業や課外活動を評価する趣旨に変更する例が増えています。しかし、外見を楽しむことは内面を充実させることより劣るのでしょうか。ルッキズムをめぐる論点には、能力主義批判や人の評価の是非など、多様な文脈が存在します。そこで、ファッションを学問として研究する蘆田裕史氏に、ルッキズムとは何かについて深く掘り下げてご解説いただきます。
京都精華大学准教授