機械は人間の機能を拡張する方向で進化してきた。その先端であるロボットは人間のように振る舞うことが期待される。では、そもそも人間とは何か?ロボット研究の行き着く先は人間理解である。アンドロイド研究の第一人者である石黒浩氏は、機械に関心があるのではなく人間に関心があると言う。人がロボットに人間を感じるのはどのような時か?人間は人間らしさをどこで感じるのか?そして人間という生き物は何を欲して、行動するのか?このような問いに、アンドロイド研究を通して得られた知見を語っていただく。
ロボット工学者