人が周囲の情報を取り入れ理解することを心理学では『認知』というが、情報を取り入れる際に無意識のうちに偏ることがある。これは『バイアス』と呼ばれていて、避けることはできない。しかし、バイアスの存在を知ることができれば、自分の考えの偏りが理解でき、それだけで考える世界は広がる。なぜ人の認知にはバイアスが生まれるのか、なぜ新しい情報にバイアスをかけてしまうのか。そしてバイアスとうまく付き合うには。これらについて、社会心理学者である藤田政博さんに語っていただく。
関西大学教授