人間の知性が置き換わるAIは実現するのか。現在のコンピュータサイエンスの最前線はこのA Iを巡る話題だが、その進化系として「人工生命」(ALIFE)への取り組みも始まっている。それはより機械が人間に近づくことであり、具体的には、身体性、相互作用、集団としての進化を兼ね備えたものと言える。自ら思考するだけでなく、自ら進化するアルゴリズムの開発が進んでいる。それは、人類にとって何を解き明かし、どんな可能性をもたらすのか。
筑波大学准教授