YouTubeに代表される、手元のデバイスで視聴できる動画・音声型メディアが増えた2020年代のいま、テキストメディアの地位が低下しつつある。では、このテキストメディアから動画・音声型メディアへの移行は、人間の思考や内面にどのような影響を与えるのか。それはテキストメディアが一部の高い教養層の占有物だった時代への本家帰りなのか、それとも人間の内面に根本的な変化をもたらすものなのか。メディア史研究を軸に批評活動を展開する大澤聡氏に語ってもらう。
批評家・メディア研究者