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幸福論

哲学的主題は歴史的背景によって変わる。ヒルティ、アラン、ラッセルの三大「幸福論」が一世を風靡してから、1世紀近く。いつのまにか、幸福論を正面から語ることがなくなってしまった。牧歌的時代が過ぎ、第一次世界大戦後は、多くの危機論が著された。その後、核の恐怖のもとに、人類の破滅が小説や映画で描かれるようになった。本コンテンツでは、これをディストピアの時代と位置づけ、その背景を縦横無尽に紹介してきます。スピーカーは、内田樹氏。大切なのは、気候変動、人口減といった目の前の危機を直視し、想像力を暴走させること。そのなかから、現在の社会システムの延長線ではない未来の可能性が生まれるのではないか。いま、あちこちで新しい「幸福論」の萌芽が生まれているが、これまでになかった視点を提唱する。

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スピーカーについて
内田樹
内田樹

フランス文学者

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