たとえばテレビなどで報道される「謝罪」の記者会見において、その謝罪とはいったい誰に対して行っているものなのか。あるいは「ご不快な思いをさせてしまった方々にお詫び申し上げます」という言葉がよく使われるが、不快に思う人がいたら私たちは常に謝罪しなくてはいけないのだろうか。 本タイトルでは、そんな言語化が難しい「謝罪」について、近著『謝罪論』で学際的かつ多面的なアプローチを試みた古田徹也さんに、なぜ人は謝罪するのか、許される謝罪と許されない謝罪の違いは何かなど、「謝罪」をめぐる様々な問いを考えていただく。
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