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宇野常寛、『庭の話』を語る

SNSという巨大なプラットフォームは、web2.0で言われた、誰もが自由に発信できる多様な社会を築くことにはならず、もはや相互評価ゲームの世界となっている。それは、他者からの評価と承認というインスタントな快楽が支配する世界だ。この世界にとって変わるのは「庭」である。庭は、人が手を加えた自然であり、個人の家でありながら外界と接している。比喩としての「庭」は、人が人間外のものに没頭する場所であり、制御できないものがあり、そこでは、「制作」活動が行われる。そして、この「庭」は他者からの評価と承認から解放されながら「居場所」となる。批評家の宇野常寛さんが新刊『庭の話』で主張したことを、自ら語る。

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スピーカーについて
宇野常寛 
宇野常寛 

評論家・批評誌〈PLANETS〉編集長

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