資源というと、どこか遠くから搾取し、自分たちのための何かとして位置づける傾向がある。しかし、森下さんは、資源とは、多くの関係者が携わることで見えてくるもの、多様な専門性を重ねる行為と定義する。本シリーズでは、森下さんが実際研究を行なっている場所、北海道の十勝地方の沿岸部に位置する芽武(メム)におけるフィールドワークも事例に挙げつつ、資源再読の考え方とは何か、場所の多種多様な可能性、そして場所との良い依存関係を築くことの可能性について考察する。 ※本シリーズでは、芽武(メム)に季節ごとに渡来する渡鳥、鹿、昆虫などの自然音をバックグラウンド音声としています。
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